バレエのための栄養学

3月2日今年の講習会第3弾、食事講習会を行いました。
講師は、仁愛大学 人間生活学部健康栄養学科 鳴鵝(法\萓犬任后
普段、スタジオでは、ピラティスクラスを教えて頂いておりますが、こちらが本業でいらっしゃいます。
当バレエ教室のスペシャルアドバイザーとして、食事から、体のメンテまで幅広くご意見を頂いて、
「ダンサー」を育てるためにトータルで指導に活かしていきたいとおもいます。
今回は子供たちには、「痩せたいからと言って食事を抜くのではなく細くしなやかで美しい体をつくるには、しっかり食べないといけない」ということを、お母さんたちには、「食事をつくるうえで気をつけたいこと」をわかりやすく説明していただきました。「太るから夜は、ごはんを抜こう」など間違ったダイエットに導かないため、「食育」としても貴重な時間になったと思います。今日は、講義の内容をレポートします。
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【栄養学基礎講座】
バレエを続けるためには、まず健康な体が必要です。健康な体をつくるためには、睡眠、食事、運動が基本になります。
バレエのために特別な栄養などはありません。サプリやジェルなどにたよらず一般的な食事のルールを人一倍気を付けて健康な体を維持することが最も大事なことです。

食事の目的は下記の通りです。
‖里鬚弔るため
∪犬るため
成長するため
いらだを動かすため
特に小中学生は、成長期でカルシウムも一番体に取り込める時期なので、成長が妨げられないように、主食を必要量食べて、栄養が偏らないようにバランスよく食事をとらなければいけません。決まった時間にバランスよく食べることが基本になります。
それぞれのごはんの役割は下記の通りです。
朝食・・・脳や体をめざめさせる
昼食・・・夕食までのエネルギーを補う
夕食・・・疲れた体と心を癒す

【栄養素の種類と働き】
三大栄養素は、糖質(炭水化物)、脂質、たんぱく質
その他栄養素として、ビタミン、ミネラルあります。

エネルギーになるのは、糖質(炭水化物)、脂質
体をつくっているのは、たんぱく質と脂質
体の調子を整えているのは、ビタミンとミネラル

【食品の栄養的特徴によるグループ分け】
●おもに体をつくるもとになるもの
 第1群・・・魚、肉、豆腐、卵(タンパク質が多く、主に筋肉や血液になる)
 第2群・・・チーズ、ヨーグルト、しらす、牛乳、のり(カルシウムが多く、骨や歯をつくる)

●おもに体の調子を整えるもとになるもの
 第3群・・・ほうれん草、ピーマン、にんじん、かぼちゃ(色の濃い野菜でビタミン、ミネラルが多い)
 第4群・・・きゅうり、みかん、なす、キャベツ、りんご(色のうすい野菜や果物で、ビタミン、ミネラルが多い)

●おもにエネルギーのもとになるもの
 第5群・・・ごはん、めん、食パン、いも(穀類やいもで糖質が多い)
 第6群・・・油、マヨネーズ、バター、マーガリン(油脂製品で脂肪が多い)

素敵なダンサーになるには、持久力(スタミナ)とエネルギーが必要です。エネルギーのもとは、糖質(ごはんやパン)ですが、ビタミンやミネラルが足りないとエネルギーにかわりません。持久力のある筋力をつくるのは、たんぱく質(肉、魚)ですが、ビタミンや鉄がたりないと筋力はうまれません。
また、タンパク質の中にもいろいろら栄養素が細かく分かれているので、たんぱく質は肉のみからとるから、他の魚や豆腐はたべないなど、の偏りもよくありません。
食事をつくるときは、この6群をバランスよく、いろんな食材を取り入れることを気を付けてください。

【食事のタイミング】
良質な筋肉をつくるためには、運動直後にたんぱく質と糖質をとることが重要です。運動直後のタイミングを越してしまうと脂肪になってしまいます。また、寝るまでに2時間は最低あけないと、成長ホルモンの分泌が妨げられたり、朝食がわかないなど悪循環になってしまいます。
ここで心配なのが、ジュニア生の夕食のタイミングです。ジュニア生のコンクールクラスになると終了時間が8:00〜8:30の時もあります。このような時は、下記の方法が効果的です。
 .譽奪好鵑料阿望したべて、レッスン後に残りを食べると効果的。(糖質とたんぱく質の同時摂取が理想)
 ⊂嘆修里茲い茲Δ法⊃材や調理法を工夫する。ごはんより、おかゆ、うどんなど。ゆで卵より半熟たまごなど
 いち早くごはんをたべて、あとはお風呂にはいったり、宿題をしたり、ストレッチをしたり、2時間はおきてましょう。
おやつをたべる時は、夕食前後は避け、昼食から夕食の間で、ごはんがきちんと食べれる時間にたべましょう。
 
【食事の内容】
子供の1日の摂取カロリーは2,000キロカロリーで運動をしている子供だと2,250キロカロリーになります。給食で800〜900キロカロリーありますので、朝ごはんで、600キロカロリー、夜ごはんで600キロ〜700キロカロリーが目安です。

主食・・・ごはん、パン、めん(エネルギーの源の糖質(炭水化物)を多く含む食品)
主菜・・・肉、魚、卵、大豆(体を構成するタンパク質を多く含む食品)
副菜・・・野菜、イモ、きのこ、海藻類(味噌汁をふくむビタミンやミネラルを多く含む食品)
果物・・・キュウイ、オレンジ、いちご(ビタミンCを多く含む製品)
乳製品・・・牛乳、ヨーグルト(骨格をつくるカルシウムを多く含む製品)

コンクール前や発表会前など、ここぞという時に力を発揮できる食材などは、また次回ご紹介します。

この食事講習会を開催するにあたり、子供たちとお母さんに食事に関してアンケートに答えて頂き、その内容を解析して頂きました。
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1人1人の食事の内容に対して、足りない栄養素や適量かどうかを教えて頂いたので、今後の食生活に役立ててほしいです。


最後に、ジュニア生のピラティスを見て頂いた上で、やっておいた方がよいストレッチも教えて頂きました。
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昨日さっそくみんなやっておりました。
これで、一通り特別講習会は終わりましたが、メンタルトレーニングも少しずつやっていきたいなと感じております。
また、必要だと感じたことは専門家を通して講習会を随時行っていきたいと思います。
 

コメント
食事は毎日のことなので、この講座を楽しみにしていました♪
うちの子には、難しかったみたいですが「野菜もっと食べる♪」「今日は、早く寝る!」とか確実に影響受けてるようです。
先生のお話の中で、今まで誤解を受けていた部分も発見できて勉強させていただきました。(ただいま、勉強中の為先生の経歴にも興味あり(^^))
食べ物の組み合わせ、全体のバランス、タイミング・・・講座の内容を思い出して作れるよう心がけます。
  • あんりママ
  • 2014/03/06 7:37 PM
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